私
「…このクソババア!!」
義母
「え…!?」
人が変わったような私に、義母は一瞬怯んだように見えた。
私
「そうやって嘘ついて、これまでずっと私のことを悪者扱いしてたわけですか。正樹のためにどんだけ必死なんだか(笑)」
義母
「ほらね!?!?この女は悪魔よ!!さっきこの悪魔に言ったけど、早く離婚してうちに帰ってきなさい!!」
義母
「こんな女よりもっといいお嫁さんをママが見つけてあげるから、ね!?」
義母が猫撫で声でそういうと、これまでずっと黙っていた夫がついに口を開いた。
夫
「…もう、もういい加減にしてくれよ!!!」
義母
「マーくん…!?」
夫
「俺はこれまでずっと母さんの言う通りにしてきた。でも嘘までついてこんなことするなんて…、どうかしてる!!」
義母
「嘘じゃないってば…!!」
義母が何度そう言っても夫は聞く耳を持たなかった。
そんな夫の姿を見て義母はさらに暴言を吐いた。
義母
「…やっぱりお前がマーくんをこんな風にしたんだ!」
私
「まだ言ってるんですか。」
義母
「これまで従順だったマーくんがこんな反抗的になるなんて!!これまで一度もなかったのに!!お前がマーくんを変貌させたんだ!!どう責任取ってくれるの!!」
そう言うと義母は興奮状態で私の胸ぐらを掴みかかってきた。
夫
「おい、やめろよ!」
夫が必死に義母を引き剥がそうとしてくれるが、なかなか義母は手を離さない。
私
(本当に…どうして私がここまで言われなきゃならないの…?)
改めてそう思った時、私は義母の手を思いっきり振り払っていた。
私
「その汚い手で私に触るな!!」