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【No.13】隣の家の意地悪ばあさん 町内会で地獄の近所トラブル
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万里子
「そういえば、さなちゃんち新居だって言ってたよね!どう??」
私
「あー…うん、まぁまぁかな…(笑)」
万里子
「??…何かあった?私でよければ話聞くから、遠慮しないで...
私たち夫婦は万里子さんに何度か相談に乗ってもらうことになり、
ある日アドバイスをもらうことになった。
万里子
「そうそう、旦那さんって機械に詳しかったりします?」
夫
「僕ですか…?あーまぁ少しなら…」
万里子
「昨日色々探しててこれ見つけたんだけど…」
見せてくれたのは高性能の防犯カメラだった。
万里子
「そのお隣さんが嫌がらせしてくるんでしょ?
だったらその証拠になるものを見つけたらどうかって思ったの。」
私
「防犯カメラ…。ここまでされても私、全然思い付かなかった!」
万里子
「高性能のカメラなら画質もいいし、
万が一お隣さんの犯行じゃなくても誰がしたのかとか特定しやすいと思うの。
もちろん普通のカメラも手頃だから揃えやすいと思うんだけどどうだろう?」
私
「うん…これつけてみてもいいと思う。和也はどう思う?」
夫
「うん、そこまで高くないし、こっちのタイプならいいんじゃないかな?」
私たちはすぐに防犯カメラを付けることにした。
夫
「これで何か証拠を掴んでくれればいいけど…」
私
「一番は何もないことだね…」
防犯カメラをつけて数日間は、
他の住民から無視を受ける程度で特に大きなことは起こらなかった。
私
(もしかしたら防犯カメラの効果かも!このまま何もありませんように…)
しかし私の願いは虚しく、数日で壊れてしまうのだった…。
ある日の朝、夫が出勤する時に大きな声を上げた。
夫
「な、何だこれは…!!」
私
「ん?どうかしたの?…って嘘でしょ…」
駐車場スペースにいた夫の元へ行くと、
そこにはボコボコになったボンネットにヒビの入ったフロントガラス姿の自家用車があった…。
私
「そんな…!!!車が…」