セクハラ義父、意地悪義母

【No.2】ドライブレコーダーに残された生々しい記録

セクハラ義父、意地悪義母

◎前回の話はこちら

【No.1】ドライブレコーダーに残された生々しい記録
私は本村亜美・38歳。 20代後半の時、仕事人間でなかなか恋人ができない私を見かねて、 友人が1人の男性を紹介してくれた。 その人が後の夫・司。 私と同い年で、 とても優しくて気も利くし何より一緒にいて楽し...

仕事をしていた私は出産を機に退職を選んでいた。

理由は、夫も元々私には家庭に入って欲しいという願望があったことと、
私自身生まれてくる子供と一緒に過ごす時間を優先したいと望んでいたから。

だけど想像以上に専業主婦というのは忙しくて、
仕事している方が楽なんじゃないかって思うほどだった…。


(うぅ…これじゃ司も毎日気分悪くなっちゃうよなぁ…。
もっとちゃんとしないと。)




だけど夫は私が思っていたよりも専業主婦の大変さを知っていたようで、
何も言わなくても積極的に家事・育児を一緒にやってくれていた。


「俺が皿洗いするから、亜美は菜子と遊んでてね!」


「 え…、でも毎回やってもらってて悪いよ…。
 家にいるのは私なんだから私がやらなきゃ…」


「何言ってんだよ(笑)小さい子もいるんだし、
 家事なんて主婦がやんなきゃいけないって決まりどこにも無いだろ?
 できる人がやればいいんだから、そんな風に思わなくていいんだよ!」

正直本当に助かっていたし、
そう思ってくれていることがありがたかった。


「うん、ありがとう。」





「そうだ!今度の休み、みんなでピクニックしない?
 天気もいいみたいだし、お弁当は俺が作るよ!」


「え、司って料理できたっけ?」


「簡単にできるってやつ見つけたんだ〜♪」

そうやって休みの日は夫が率先して私と娘を外に出して気分転換してくれたり、
夫としても父親として本当に申し分ない人だった。

娘がだんだん大きくなり来年はいよいよ幼稚園入園の年。

これまで夫が家事・育児を共に頑張ってくれたおかげで、
毎日が本当に充実していた。


「そろそろ幼稚園の説明会がはじまるの!
 司も来るよね?」





「あー、行きたいけど日によるかな…。それって平日?」


「いや、3つのうち2つは平日だけど、1つは土曜日みたい!」


「そっか!
 平日はどうしても仕事休めないから、
 土曜日の説明会だけ参加するよ!ごめんね。」


「了解!忙しいのにありがとう!」

自宅近くで通える範囲の幼稚園は3つあった。

噂ではどこも教育方針がしっかりしているようだったが、
やっぱり実際説明会に参加してみないと詳しいことはわからないな、
そう思っていた。

一番は娘が「ここがいい」と思える場所。


(気に入ってくれる園があるといいな。)

そしてついに幼稚園の説明会の日を迎える。

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